環境アレルギー④カビによる健康被害について

2021年8月5日


 こんにちは、おそうじ本舗川口末広店の川井です。

今回はカビについて、いつもの「環境アレルギー」テキストより皆さんお伝えしたいと思います。

カビとは真菌の1門になり、仲間にはバクテリアとウィルスがあります。

かびにも色々な種類がありますが、その発育にはそれぞれが好む温度、湿度、栄養素などの条件があります。

私がふだんハウスクリーニング時にたたかっている「クロカビ」は高温多湿を好みますが、「コウジカビ」「アオカビ」は耐乾性、「カワキコウジカビ」「アズキイロカビ」は好乾燥性だそうです。

住宅内によくみられるカビをご紹介すると

〇クロカビ:住宅内にほぼいたるところにみられる

〇アカカビ:空中のほか、浴室、洗面所、キッチン、冷蔵庫など

〇コウジカビ:空中のほか、押し入れ、シューズボックス、畳、木材、衣類など

〇アオカビ:住宅ののいたるところ

〇ススカビ:空中、浴室、洗面所、キッチンなど

〇カワキコウジカビ:畳、じゅうたん、カメラなどのレンズなど



カビの胞子は空中にも存在し気流にのって飛散するんですねっ。


カビが人の健康に及ぼす影響として真菌症、マイコトキシン中毒、アレルギー性疾患があります。

真菌症には真菌が皮膚から侵入するものと、呼吸や経口により体内に侵入する場合があります。とくに他の病気で体の免疫力が低下している人に感染しやすいとされます。
体内に入ってしまうと気管支喘息アレルギー性鼻炎結膜炎を引き起こしてしまいます。

ちなみにエアコンをつけると咳がでてしまうのは夏型過敏症肺炎はトリコスポロンというカビの一種を何度も吸い込むことで発症します。ほっておくと慢性化してしまいます。

マイコトキシンとは、カビが生産する毒素のことをいいます。その一つであるアラトキシンは強い発がん性を有します。


海外の大規模な調査によるとアレルギー患者の約20%が少なくても一種類のカビに対してもアレルギー反応を示したということです。

最後にカビ対策です。

基本的な対策は

十分な換気を行い、室内の高温多湿化を避ける。

〇冬季は、窓の結露を出来るだけ早くふき取る。

〇こまめな清掃によりカビの栄養源となるハウスダストを除去する。

〇浴室の換気を徹底的にする。

〇掃除機やエアコンのフィルターを定期的に清掃する。


もしカビを見つけたら次亜塩素酸ナトリウム消毒アルコールを使用して除去する。

空気清浄機を使用して空中を浮遊するカビを除去する。


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