住居内での空気汚染に由来する様々な健康障害を称してシックハウス症候群と呼ばれます。居住者に頭痛、吐き気、目の痛み、めまい、平衡感覚の失調、呼吸不全疲労などが引き起こされるます。
最も大きな原因の化学物質を放出する建材、内装材のほかに様々な複合的要因があることや、症状が多様で、症状発生の仕組みをはじめ未解明な部分も多いため、「シックハウス症候群」とは便宜上用いられている名称であり、まだ病気として医学的に定義された名称ではありません。病院で診察を受けた場合は「中枢神経系機能障害」などとされる場合もあります。
また室内空気汚染だけではなく、食品や医療品などによる化学物質の経口摂取量の増加なども関係しているともいわれてます。
特徴
原因が多種多様、様々な複合要因がある
内装材、建材だけではなく、家具や日用品、暖房器具などから放散される化学物質やハウスダストやタバコ煙など多くの要因が複合的に絡み合っている。
住まい方や生活習慣にもよる
換気や掃除の方法、程度、頻度、冷暖房の使用法、喫煙の有無など生活習慣など関係する
個人差が大きい
同一環境で生活している人でも、強い症状を訴える人もいれば゛、全く症状の出ない人もいる。病状も人により多種多様。(小さいお子さんの場合自分で辛いことをうまく伝えることができないこともあります。大人は察知して、辛さ苦しさを理解し、もしかしたらシックハウス症候群なのでは、と早期の発見に繋がればこのシックハウス通信もお役に立つことができるかもしれません)
:原因となる建物から離れると症状が和らぐ
症状が出ても、その要因から離れると症状が和らぐが多く、建物の外にいるときや換気した直後は症状が和らぐ
原因
建材から揮発する化学物質
家具から揮発する化学物質
日用品、日常生活から揮発する化学物質
換気不足
ダニ、カビ
体質の変化、アレルギー体質
